危機的状況から避難された方々を受け入れるための7つのヒント
注目ポイント
簡単な変更を加えるだけで、トラウマを抱えるゲストにとってさらに居心地のよい滞在環境をつくれます
やり取りをする中でゲストの思いをくみ取りましょう
- Airbnb.orgを通じた難民ゲストの受け入れに関するガイドで詳細を確認しましょう
Airbnbでの宿泊受け入れ経験をもつホストの方々は、ゲストにとって居心地のよいお部屋をつくるため、多くの時間をかけて考えてきたのではないでしょうか。
Airbnb.orgを通じて緊急滞在先を提供する場合も、トラウマ的な出来ごとを経験されたゲストを迎え入れるにあたり、最適な環境をつくるため思考されていることかと存じます。
安全を求め、ときには前触れもほとんどなく住まいを離れることになった方々は、休暇を楽しむ旅行者とは異なる懸念や期待を抱いている場合があります。これこそが、Airbnb.orgが紛争や自然災害から避難する人々の支援に専念する非営利団体と連携する理由の一つです。また、非営利団体の中には、ゲストの滞在中の健やかな生活を支援するラップアラウンドサービスを提供する団体もあります。
Airbnb.orgでは、複雑な問題が発生した場合に備え、ホストとゲスト双方に対応できる専門の訓練を受けたカスタマーサポートをご用意しています。また、Airbnb.orgは、国籍、人種、民族、アイデンティティを問わずゲストを支援しています。
滞在先の環境を整えるためのヒント
ゲスト専用の快適かつ安全な場所に滞在できることは、トラウマ的な経験をされたご家族にとって何よりも価値があることです。ほとんどの方々は、住まいを離れて以降、料理ができるキッチンや家族で集まれるリビングのない生活を送っています。
ゲストにとってさらに居心地のよい滞在環境をつくるために実践できる方法をいくつか以下にまとめました。
- 滞在先でリラックスできるように、心温まる快適な環境をつくりましょう。清潔な寝具類やタオル、基本的な洗面用具、キッチンの必需品をそろえておくと、数日間しか滞在しない場合でもゲストは安心して過ごすことができます。
- ゲストの中には、身の安全に不安を感じている方もいるかもしれません。車道や出入り口の明るさを十分確保できるよう心がけ、鍵やブラインド、カーテンをすべてチェックし、問題なく使えることを確認しましょう。また、飛行機が滞在先の上空を通過したり、早朝にごみ収集作業員が近くで作業したりするなど、大きな音が聞こえる可能性がある場合は事前にゲストに伝えておきましょう。
- トラウマを抱え、環境の変化に直面している方々は、情報を記憶するのに苦労する場合があります。米カリフォルニア州の大規模な火災から避難した、あるゲストの方は次のように語ります。「まともに頭が働かず、起きている出来ごとを処理できなくなります。何をどうすればよいのかもわからなくなるほどに打ちのめされ、思考がほとんど停止してしまうのです」このような場合に備えて、ゲストのために視覚資料を用意しておくと便利です。たとえば、リスティングの住所と周辺の地図を印刷して渡しておけば、ゲストはいつでも必要なときに参照できます。
- ゲストとの共通言語がない場合は、ゲストが理解できる言語に翻訳されたリソースを提供している地域の非営利団体や企業を探しましょう。また、Airbnb.orgが連携する非営利団体のケースワーカーが、滞在するゲストの支援を行っている場合は、サポートを提供できる場合もあります。
ゲストと話す際のヒント
多くのホストにとって、ゲストと個人的なつながりを築くことは、ホスティング活動の中で最もやりがいを感じることのひとつです。直前にトラウマ的な経験をされたゲストとやり取りする際には、次の点に留意しましょう。
- 透明性と一貫性をもって対応することがとても重要です。滞在先の屋内・屋外のメンテナンスを行うために作業員が訪れる場合、あるいはホスト自身が滞在先を訪ねる必要がある場合は、事前にゲストに伝えましょう。
- ゲストと話す際は、できる限り滞在に関する質問に絞り、ゲストが経験してきたばかりの危機的な出来ごとについて話すことは避けましょう。ウクライナから避難してきたゲストを数名受け入れたMaryさんは、出身地や滞在先までの道のりについてなど、一般的な質問をたずねたそうです。「自身の体験について打ち明けたくなったときは、ゲスト自ら話してくれるはずです」と教えてくださいました。プライバシーを尊重することで、ゲストが生活を立て直し、心身を回復できるような環境をつくることができます。
- 望まれている交流方法についてゲストの思いをくみ取りましょう。家族と一緒に過ごすことを希望する方もいれば、地域コミュニティ内でのつながりを築くためにホストにサポートを求める方もいます。
みなさまの支援が多くの人の助けに
貴重なお時間を割いて滞在先の提供にご協力くださっているホストのみなさまのお心遣いに心から感謝いたします。緊急滞在先の準備方法に関する詳しい情報は、リソースセンターに掲載されているAirbnb.orgのホスティングガイドの記事や動画をご参照ください。
注目ポイント
簡単な変更を加えるだけで、トラウマを抱えるゲストにとってさらに居心地のよい滞在環境をつくれます
やり取りをする中でゲストの思いをくみ取りましょう
- Airbnb.orgを通じた難民ゲストの受け入れに関するガイドで詳細を確認しましょう