クオリティの高いAirbnb体験に求められる3つの要素とは
注目ポイント
ゲスト個人ではなかなか味わえないことを盛り込みましょう
- ホストの専門性と独自の視点を考慮しましょう
- ゲストが有意義な人と人のつながりを持てるようにしましょう
Airbnb体験のクオリティ基準と要件をご確認ください
ご自分の世界に興味津々なゲストや地元の人たちのコミュニティとつながる準備は整いましたか?はじめに、ご申請いただく体験の掲載にあたってホストのみなさま全員に求められるAirbnbのクオリティ基準と要件をご確認ください。基本を押さえたら、クオリティの高いAirbnb体験を提供していただくための3つの要素と、体験を申請するにあたってご自身ならではの強みをアピールする方法をご確認ください。
クオリティの高い体験に求められる3つの要素
体験ホストの役目は自分の世界にゲストを案内し、たとえほんの数時間でも、体験の当事者の気分を味わってもらうことです。申請する体験には、専門性、ホストならではのアクセス、つながりの3つの要素を必ず盛り込んでください。こうした要素こそが、Airbnb体験を一般的なツアーとは一線を画すものにし、豊富な知識とおもてなしの心を兼ね備えたホストによるクオリティの高い体験を掲載することに役立ちます。
クオリティ基準を満たす3つの要素についてより深く知り、体験のアイディアを練っていく中で、次の点に留意してください。
- テーマに関する専門知識だけではなく、体験のトピックや活動に対する独自の視点も盛り込むことを検討しましょう。
- 枠に囚われず、あらゆる展開を考えましょう。体験にはゲスト個人ではなかなか味わえないことを盛り込むことが求められます。ありがちな観光と一線を画するにはどうすればよいか、考えてみましょう。
- 最高の体験は、有意義な人と人のつながりを生み出します。どのようにしてゲストに確実につながりを感じてもらえるようにしますか?
専門性
ものづくりや活動、コミュニティなど、紹介したいという熱い思いを持っているものはありますか? 体験のアイディアを練って、掲載を申請する際は、そうした熱い思いを出発点にすることを強くおすすめします!また、情熱に加えて、専門性に富んだホストは、体験のテーマに精通していることが伝わるユニークな専門性、資格、視点についても考えることが重要です。体験を申請する際はこういった内容も必ず明記しましょう。
体験のテーマに関する専門性の説明方法について、失敗例から成功例まで3つの例をご紹介します。
避けたい例:「書道が大好きです!」これだけでは、ホストがどう書道を極めたのかもわかりませんし、なぜその道のエキスパートなのかも伝わりません。
おすすめの例:「書道を学んで5年になりますが、最近友達に教えはじめました」このような書き方であれば、ホストがこの体験を実施する資格を有する理由がある程度わかります。
特におすすめの例:「サンフランシスコ・アジアアートセンターで書道を教えています。先日、国際書道会議で『デジタル時代の書道』について講演しました」この一文は、体験のテーマにかなり精通していることをとてもよく表しています。
EleonoraさんとAchrefさんは「アーティスティックなクッキング」のホストですが、「自己紹介」のセクションでホストの専門性を上手にアピールしています。
例1:Eleonoraは15年以上にわたって国際的な経験を積んだシェフです。現在は「Italia7」のTV番組でシェフを務め、お料理の知識をほかの人と共有することが大好きです。祖母と母親譲りのお料理好きですが、常にモダンなテイストを採り入れているEleonoraは、製菓、ワインとフードペアリングの専門家であることに加えて、腕の立つピザ職人でもあります。2018年には初の料理本を出版しました。
メキシコシティで「昔ながらの技法を大切にする天然染め」をホストするAnabelさんも、自身の専門性をうまく説明しています。
例2:メキシコ人のテキスタイル愛好家です。バルセロナでファッションデザインと繊維芸術を学びました。数年前にメキシコに帰国し、オアハカで天然染めに触れて古代織りの鮮やかな色合いに魅了されました。以来、職人仕上げのバックパックのプロジェクトなど、いくつもの事業を立ち上げました。プロジェクトで使用した生地や製作方法の一部は、今回のワークショップでもご紹介します。
「達人レベルでないとホストは無理なのかな…」と思われた方もいるかもしれませんが、そのようなことはありません。体験で扱う分野のユニークな専門性が引き立つように書いていただければ大丈夫です。
ホストならではの場所・人・活動へのアクセス
体験では、一般によくある観光ではなかなか踏み込めない世界にゲストを誘い、ホストのコミュニティや文化に積極的に触れてもらうことができます。素晴らしい体験とは、旅行者が通常は自分では見つけられない場所や活動への扉を開いてくれるものです。
Airbnbに掲載される可能性を高めるためには、ほかでは味わえないユニークな活動や、普通の観光では踏み込めない世界へのアクセスを提供することをご検討ください。体験を申請する際は、ゲストを案内する各スポットがどのように特別であるかをしっかりアピールしましょう。
- 地元の人以外には敷居の高い居酒屋や、知る人ぞ知る地域の庭園など、特別な場所にゲストを案内してください。
- 紹介がないと会えない人、入れないコミュニティ、参加できない活動などをゲストに紹介しましょう。
- 観光旅行の定番を意外なひねりやアングルで紹介しましょう。
「養蜂体験セラピー」のホストであるMarvinさんは、自宅の裏庭や地元のコミュニティガーデンにゲストを案内し、ロサンゼルスでハチの巣を見学できるユニークな機会を提供しています。
体験を申請する際は、実施場所やコミュニティとの個人的な関わりをアピールするようにします。ご自身が特別な思い入れを持つ理由、そしてゲストが同じく興味を持ってくれると考える理由を中心にまとめるとよいでしょう。その場所にまつわる忘れられない思い出がある場合は、そのことにも触れるのがおすすめです。
つながり
素晴らしい体験ホストは、人々の間に有意義なつながりをつくることに熱心に取り組みます。歓迎され、受け入れられているとゲストに感じてもらえるよう、努力を惜しみません。またゲストを温かく迎え、気遣い、ゲストと心がつながる思い出の瞬間をつくり、ゲストを参加してよかったという特別な気分にしてくれます。ホストが素晴らしいつながりをつくることができれば、初対面のゲスト同士が帰るころにはすっかり打ち解けていることでしょう。
体験を申請する際には、こうした細かい部分まで気を配り、ゲストが終始安全と参加意欲、つながりを感じられるよう配慮している点をアピールしましょう。配慮とひとくちに言っても、日差しが強い日に日焼け止めを準備するようなささやかなことから、ゲスト同士が交流できるように多様性を受け入れる場をつくるといった大きなことまで、できることはさまざまです。
体験を作成する際は、次の点をよくご確認ください。
- 食事制限、アクセシビリティ対応、安全上の懸念など、ゲストのニーズにはどのように配慮しますか?
- 予期せぬハプニング(天候の変化など)にはどのように対処しますか?
- 体験中にゲスト同士が関係を築き交流できるよう、どのようなサポートを提供しますか?
- さまざまな文化圏のゲストに違和感なく楽しんでもらうために、どのような配慮をしますか?
体験の必須要素をリスティングページに盛り込む
Airbnbのマーケットプレイスに掲載される体験はすべて、このクオリティ基準を満たしている必要があります。ご自身の体験ページでクオリティの各要素をどう伝えるかも、重要なポイントとなります。特に次の各セクションでは、専門性、ホストならではの場所・人・活動へのアクセス、つながりの3要素がしっかり伝わる内容にしましょう。
「自己紹介」:「この体験のホストは自分をおいてほかにいない」と思う理由、体験に関する専門性、ホストの気遣い・思いやりのポイントを盛り込みます。
「体験の内容」と「実施場所」:体験を実施する場所やコミュニティについて、ホストにしか提供できないことを具体的に説明しましょう! ゲストから質問があることを想定し、回答を事前に準備しておくと安心です。
「ホスト側で用意するもの」:飲み物や軽食、入場券など、体験に含まれる特典をすべて書き出します。
注目ポイント
ゲスト個人ではなかなか味わえないことを盛り込みましょう
- ホストの専門性と独自の視点を考慮しましょう
- ゲストが有意義な人と人のつながりを持てるようにしましょう
Airbnb体験のクオリティ基準と要件をご確認ください